2025年、プロレス界でも屈指のカリスマとして知られる内藤哲也に、再び“激震”が走った。
元新日本プロレス、そしてロス・トランキーロス・デ・ハポン(LTJ)の顔として世界で活躍する一方、社長として立ち上げた株式会社UNPASO(ウンパソ社)が、まさかの“倒産”という結末を迎えることになったのだ。
原因は、業務委託していた人物による不適切行為と重大なビザ情報の誤り。
さらにドイツ遠征のキャンセル、契約解除、公式ショップの全額返金——まさに混乱の連続である。
そこで今回は、
内藤哲也が社長する会社で何が起きたのか
内藤哲也が社長する会社のドイツ遠征中止の真相
内藤哲也が社長としての胸中と“逆転の一年”
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
内藤哲也が社長する会社で何が起きたのか

内藤哲也とBUSHIが新日本プロレスを退団したのは2025年5月。
以降はフリーのユニット「LTJ」として海外を中心に活動し、同年3月には自身が社長となり株式会社UNPASOを設立した。
しかし、順風満帆に見えた新体制に思わぬ落とし穴が潜んでいた。
同社が業務委託していた“X氏”が、選手のビザ取得に関わる情報提供の中で重大な誤りを犯していたことが判明。
渡航に関する誤情報は、選手生命に直結する致命的なリスク。
誤ったビザ情報で入国しようとすれば、拘束や強制送還の可能性すらある。
そのため、内藤とBUSHIはドイツ・wXwで予定されていた試合を“急きょキャンセル”。
LTJ公式Xも謝罪文を投稿し、ファンや関係者を驚かせた。
X氏には複数の“不適切行為”が確認されたとされ、会社として継続することは不可能と判断。
設立にX氏が深く関わっていたことから、UNPASOは清算の意味を込めて今月中に閉鎖されることになった。
プロレスラーとしての成功とは裏腹に、経営者としての初陣は厳しい現実を突きつけられる形となった。
内藤哲也が社長する会社のドイツ遠征中止の真相

遠征先のドイツ・wXwは、内藤哲也にとっても世界中のファンにとっても楽しみな舞台であり、今回のキャンセルは大きな波紋を呼んだ。
実際、内藤本人もこう語る。
「3週間ぶりの試合、そしてwXwのリングに上がれるのを楽しみにしていました。とても残念ですが…また皆さんの前で試合ができる日を待っていてもらえれば」
試合をドタキャンすることは、プロレスラーとして最も避けたい事態のひとつ。
しかし、ビザに問題があれば、プロとしてリングに上がるどころか入国すらできない。
X氏の誤った情報提供がなければ出場できていた可能性も高く、悔しさは計り知れない。
また、UNPASOの機能停止を受け——
・X氏との契約解除
・公式ショップの新商品は全額返金
・サービス内容の全面見直し
・公式X(旧Twitter)のリニューアル
など、周囲のスタッフが混乱の中で動き続けている状況だ。
一方で、すでに発表されている28日シンガポール・SPWの試合には予定通り出場見込みという朗報もある。
荒れる波の中、リングに立つ姿だけはファンの希望を灯し続けている。
内藤哲也が社長としての胸中と“逆転の一年”

今年の内藤に降りかかった出来事は、まさに“波瀾万丈”そのものだ。
新日本プロレスを退団し、わずか数ヶ月でフリー転身、たこ焼き屋「たこQ」での“1日解雇”、そして今回のUNPASO倒産。
普通の人間なら心が折れてもおかしくない。
だが、内藤は笑ってこう語る。
「経験したかったわけじゃないけど、起きてしまったこと。反省はあるけど、選択や行動に後悔はしていません」
「この1年で何歩か後退したかもしれない。でも逆転できる姿をプロレスを通じて見せたい。それが今のモチベーションですよ」
社長としての初陣は失敗に終わった。
しかし、これまでのキャリアを見れば、内藤哲也という男は“ピンチからの逆転”を最も得意としてきたレスラーである。
LTJは別スタッフとともに新会社で再始動する予定。
リング上でもリング外でも、新たな挑戦はすでに始まっている。
まとめ
UNPASO倒産は確かに大きな衝撃だった。
しかし、内藤哲也は「トランキーロ、あっせんなよ」の精神そのままに、前を向き続けている。
・倒産の原因は業務委託先の不適切行為
・ドイツ遠征中止はビザ情報の誤りによるもの
・新会社でLTJは再始動予定
・内藤本人は逆転への意欲を明確に語る
退団、解雇、倒産と“三重苦”の1年。
それでも彼はリングで魅せるはずだ。
逆境に立つ男が、どう立ち上がるのか。
ファンは今、その瞬間を静かに、そして熱く待っている。
それでは、ありがとうございました!

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