オリンピック2大会連続金メダリストとして日本中を沸かせた北島康介さん。
「チョー気持ちいい!」という名言とともに、水泳界のレジェンドとして人々の記憶に刻まれています。
現役を引退した後も、その挑戦は終わりませんでした。
現在の北島さんは、複数の会社を経営し、スポーツ振興からトレーニング文化の普及、さらには再生可能エネルギー事業まで幅広い分野に携わっています。
アスリートから経営者へと進化を遂げた北島康介さんのビジネス戦略を見ていきましょう。
そこで今回は、
北島康介の会社:水泳普及を目指した「Aquamind」と「IMPRINT」
北島康介の会社:トレーニング文化を広げる「Perform Better Japan」
北島康介の新たな挑戦―再生可能エネルギー事業へ
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
北島康介の会社:水泳普及を目指した「Aquamind」と「IMPRINT」

北島康介さんが最初に立ち上げたのは、株式会社Aquamind(アクアマインド)です。
ここでは水泳スクール「KITAJIMAQUATICS」を運営し、子どもから大人まで幅広い層に水泳を楽しんでもらうための活動を展開しています。
スイミングスクールの経営、イベントの企画及び運営、オリジナル商品の企画・製造及び販売など
出典:Aquamindホームページ
北島さん自身が直接指導に関わることもあり、オリンピアンの経験を生かしたレッスンは大人気です。
さらに、彼が代表取締役社長兼CEOを務める株式会社IMPRINTも、水泳の普及活動を中心としています。
北島康介が「誰でも気軽に水泳をする」「水泳本来の楽しさの体感」「生涯スポーツとしての認知向上」を目的として設立。
出典:IMPRINTホームページ
公共プールやスポーツクラブのプールを貸し切って行うレッスンやイベントは、従来のスイミングスクールにはない新しいスタイル。
トップアスリートとして培ったノウハウを社会へ還元する姿勢が、多くのファンから支持を集めています。
この2社はまさに「水泳界の未来を育てる」存在であり、北島さんの経営者としての原点ともいえる取り組みなのです。
北島康介の会社:トレーニング文化を広げる「Perform Better Japan」

北島さんのビジネスの特徴は、単に水泳にとどまらない点にあります。
彼がファウンダーとして関わる株式会社Perform Better Japanは、アメリカ発のトレーニング器具ブランド「Perform Better」の日本法人です。
ここでは、プロアスリートから一般のフィットネス愛好家まで幅広く利用できる機材の販売やセミナーを展開しています。
日本法人Perform Better Japanのゼネラルマネージャーである北島康介氏と、
出典:Perform Better Japanホームページ
Best Performance Laboratory代表の桂良太郎が、
トレーニング動画を通じて、パフォーマンスを最大化するための包括的アプローチをお届けします。
水泳で培った「体の使い方」への深い理解を基盤に、北島さんはフィジカル全般の重要性を広めることに注力。
特に、競技力向上だけでなく、健康維持やリハビリテーションに役立つ器具やメソッドを紹介しており、日本のスポーツ科学やトレーニング文化の底上げに貢献しています。
この事業は「アスリートの成功体験を社会に生かす」典型例ともいえるもので、経営者としての北島さんの先見性を感じさせます。
北島康介の新たな挑戦―再生可能エネルギー事業へ

2025年6月、北島康介さんは大きな転機を迎えました。株式会社HESTA大倉の代表取締役副社長に就任し、海外事業を担当する立場となったのです。
この会社は不動産業を母体としながら、近年は軽量で曲がる新型太陽光パネル「HESTAソーラー」を中心に再生可能エネルギー分野へ本格参入しています。
水泳という枠を超え、エネルギー産業という全く異なる分野での挑戦は、北島さんの経営者としての柔軟性を示しています。
スポーツの枠組みを超えて、社会全体に貢献できる事業を手掛けたいという思いが感じられ、アスリートからビジネスマンへの進化を象徴する出来事といえるでしょう。
まとめ
北島康介さんは、水泳界の英雄から経営者へと華麗な転身を遂げました。
AquamindとIMPRINTで水泳の普及と育成に尽力。
Perform Better Japanでトレーニング文化の広がりに貢献。
HESTA大倉で再生可能エネルギー分野にも挑戦。
これらの活動に共通するのは「挑戦をやめない姿勢」です。水の中で世界の頂点を極めた男は、今度は社会という大海原で新たな航海を続けています。
アスリートとしての情熱をビジネスに注ぎ込む北島康介さんの姿は、多くの人に勇気とインスピレーションを与え続けるでしょう。
それでは、ありがとうございました!
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