女優・古村比呂さんは、NHK朝ドラ『チョッちゃん』でヒロインを演じて以来、清純派女優として人気を博しました。
私生活では3人の息子を育てながら女優業を続けてきましたが、その人生は決して順風満帆ではありません。
2012年に子宮頸がんが発覚し、その後は3度の再発という過酷な経験を重ねながら、現在も治療と向き合っています。
それでも古村さんは、「がんと共に生きる」姿勢を隠さず発信し、多くの患者や家族に勇気を与えています。
本記事では、そんな古村比呂さんのがん闘病の経緯を時系列で振り返り、女優として、そして一人の母として歩んできた軌跡を紹介します。
そこで今回は、
古村比呂の子宮頸がん発覚と最初の手術(2012年)
古村比呂のがん再発・再々発との闘い(2017年〜2018年)
古村比呂のがん3度目の再発と新しい治療法(2023年〜現在)
3つの観点から迫っていきます。
それでは早速本題に入っていきましょう。
古村比呂の子宮頸がん発覚と最初の手術(2012年)

古村比呂さんのがんが発覚したのは、2012年のことでした。
当時、再び女優業に本格復帰しようとしていた矢先に、定期検診で「子宮頸がん」と診断されたのです。
ステージはⅠB1期、まだ初期の段階でしたが、医師の判断で子宮全摘出手術を選択。
幸い転移はなく、手術後は経過観察となりました。
シングルマザーとして3人の息子を抱えながらの生活に不安もありましたが、女優という仕事に復帰できると希望を抱き、前を向いて歩み始めたのです。
古村比呂のがん再発・再々発との闘い(2017年〜2018年)

2017年、定期健診で再発が見つかります。
放射線治療と抗がん剤治療(シスプラチン)を約1か月半にわたって受け、寛解に至りましたが、同年11月には再々発が判明。
がんは全身に広がっていたのです。
2018年からはパクリタキセル+カルボプラチンの抗がん剤治療に加え、分子標的薬ベバシズマブの投与を実施。
副作用に苦しみながらも、約1年後には画像上でがんが消失しました。
2019年からは再び経過観察に入り、「また女優として舞台に立ちたい」という希望を取り戻すことができました。
古村比呂のがん3度目の再発と新しい治療法(2023年〜現在)

しかし2023年11月、再びがんは古村さんを襲います。
今度は腹部の大動脈リンパ節に再々再発が見つかりました。
従来の抗がん剤治療に加えて、新たに承認された免疫チェックポイント阻害薬「ペムブロリズマブ(キイトルーダ)」の投与が可能となり、希望の光が差し込みました。
その後は抗がん剤と免疫薬の併用を経て、現在はペムブロリズマブ単剤治療に切り替え。
PET検査では「がんは消えている」との診断が出るなど、治療は順調に進んでいます。
2025年には通算32回目の抗がん剤治療を報告し、副作用と向き合いながらも「治療できることに感謝」と前向きな言葉を発信しました。
さらに自身のYouTubeチャンネルや患者会活動を通じ、闘病体験をオープンに語る姿は、多くの患者や家族の支えになっています。
まとめ
古村比呂さんは、2012年の初発から始まり、再発・再々発、そして再々再発と、実に3度のがんの再発を経験しました。
それでも彼女は「治療できることはありがたいこと」と語り、前を向き続けています。
女優としての活動だけでなく、同じ病と闘う人々に希望を届ける存在となっている古村さん。
その“希望の言葉”は、がんに限らず、困難に立ち向かうすべての人の心に響くのではないでしょうか。
それでは、ありがとうございました!
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