板東英二の伝説エピソード7選!ゆで卵愛から『世界ふしぎ発見』の爆笑珍回答まで

元プロ野球選手でありながら、野球解説者、司会者、俳優、タレントとして幅広く活躍した板東英二さん。

2026年7月22日、慢性心不全のため86歳で亡くなったことが家族から発表されました。葬儀は本人の希望により、家族のみで執り行われたといいます。(TBS NEWS DIG)

板東さんと聞いて、「ゆで卵が大好きな面白いおじさん」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

しかし、若い頃の板東さんは、甲子園で現在まで語り継がれる記録を残した本格派投手でした。

さらに、現役時代から複数の事業を手がけ、引退後には人気クイズ番組の司会者や俳優としても成功しています。

その人生は、まさに家族が発表した言葉どおり「波瀾万丈」という表現がふさわしいものでした。

今回は、板東英二さんが残した数々の伝説の中から、特に印象深い7つのエピソードを振り返っていきます。

そこで今回は、

板東英二の高校野球とプロ野球で生まれた伝説

板東英二の俳優・司会者として成功

板東英二のゆで卵と『世界ふしぎ発見』で生まれた爆笑伝説

3つの観点から迫っていきます。

それでは、早速本題に入っていきましょう。

目次

板東英二の高校野球とプロ野球で生まれた伝説

伝説① 甲子園で1大会83奪三振を記録

板東英二さんの最初の伝説は、徳島商業高校のエースとして出場した1958年夏の甲子園で生まれました。

板東さんはこの大会で決勝まで勝ち進み、1大会で83個もの三振を奪いました。

83奪三振は現在も高校野球史に残る驚異的な数字です。後に活躍した数々の名投手と比べても突出しており、「アンタッチャブル・レコード」と呼ばれることもあります。(日刊スポーツ)

テレビで軽妙なトークを繰り広げる晩年の姿しか知らない世代にとっては、板東さんが甲子園を沸かせた剛腕投手だったこと自体が驚きかもしれません。

本人もタレント活動の中で野球時代の話をたびたび披露していましたが、その内容は決して大げさな自慢話ではありませんでした。

実際に、板東さんは高校野球史に名前を刻んだ伝説の投手だったのです。

伝説② 延長18回を216球投げ抜いた

1958年夏の甲子園準々決勝、徳島商業と魚津高校の試合は、高校野球史に残る投手戦となりました。

板東さんは延長18回を一人で投げ抜き、216球を投じています。

試合は0対0のまま決着がつかず、大会の規定によって引き分け再試合となりました。板東さんは18回裏に25個目の三振を奪った後も、試合が終了することを知らず、ベンチに戻ろうとしていたそうです。

そして翌日の再試合にも登板し、徳島商業を3対1の勝利へ導きました。(日刊スポーツ)

現在の高校野球では選手の健康管理や投球数が重視されているため、同じような登板はまず考えられません。

それだけに、216球を投げてもなお「疲れは感じていなかった」と振り返った板東さんの体力と精神力は、まさに昭和の怪物といえるでしょう。

伝説③ 野球選手なのに副業をいくつも経営

1959年に中日ドラゴンズへ入団した板東さんは、主に先発や救援投手として活躍しました。

プロ通算成績は435試合に登板し、77勝65敗、防御率2.89。オールスターゲームにも3度出場しています。(日刊スポーツ)

一方、板東さんには現役選手時代から優れた商売人としての一面がありました。

後年、テレビ番組で、サウナ、ナイトクラブ、牛乳販売店、日本料理店、マージャン荘などを経営していたことを告白しています。

朝から自分の店を回り、「午後5時に球場へ着けば間に合う。ピッチャーだから」と語って出演者を驚かせました。(オリコンニュース(ORICON NEWS))

プロ野球選手の副業が珍しかった時代に、これほど多くの事業へ挑戦していた板東さん。

引退後に芸能界で長く生き残れたのも、野球だけに頼らず、早くから次の人生を考えていた行動力があったからなのかもしれません。

板東英二の俳優・司会者として成功

伝説④ 元プロ野球選手が日本アカデミー賞を受賞

現役引退後、板東さんは野球解説者として活動する一方、俳優としても多くの映画やドラマに出演しました。

特に高く評価されたのが、1989年に公開された映画『あ・うん』です。

板東さんは同作品で水田仙吉を演じ、第13回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞しました。(日本アカデミー賞公式サイト)

元プロ野球選手が、本格的な映画俳優たちを抑えて最優秀助演男優賞に選ばれたことは、大きな話題となりました。

明るくにぎやかなタレントとしてのイメージとは異なり、映画では複雑な感情を抱えた人物を人間味豊かに演じています。

板東さんは、単に元野球選手という肩書を利用して芸能界で活動していたわけではありません。司会、トーク、演技という異なる分野で、それぞれ結果を残していたのです。

伝説⑤ 『マジカル頭脳パワー!!』の名司会者になる

1990年代の板東英二さんを代表する番組が、日本テレビ系のクイズ番組『マジカル頭脳パワー!!』です。

板東さんは永井美奈子さんらと司会を務め、所ジョージさん、間寛平さん、今田耕司さんなど個性豊かな出演者をまとめました。

同番組は、知識量だけではなく、ひらめきや発想力を競うクイズが中心でした。「マジカルバナナ」をはじめ、子どもたちが学校や家庭でまねするゲームも次々に誕生しています。

板東さんは、解答者の珍回答にすぐさまツッコミを入れながら、番組の進行もしっかりとこなしていました。

放送ライブラリーにも、板東さんと永井さんが司会を務め、芸能人がとっさのひらめきを必要とするゲームに挑戦する番組として記録されています。(放送ライブラリー公式ページ)

元プロ野球選手とは思えない軽快な進行と、少し強引で温かみのあるツッコミは、番組に欠かせない要素でした。

野球を知らない子どもたちからも「マジカルの司会者」として親しまれたことは、板東さんが世代を超えた人気者になった証しでしょう。

板東英二のゆで卵と『世界ふしぎ発見』で生まれた爆笑伝説

伝説⑥ ゆで卵を何個も食べるほどの卵好き

板東英二さん最大の代名詞といえば、やはり「ゆで卵」です。

新幹線の移動中に何個ものゆで卵を食べる話や、テレビ番組へゆで卵を持参する姿が知られるようになり、芸人たちからものまねされるほど有名になりました。

しかし、板東さんが卵を愛した背景には、笑い話だけでは済まされない幼少期の経験がありました。

満州で生まれた板東さんは、終戦後、母親やきょうだいとともに日本へ引き揚げました。その道中では厳しい寒さと飢えに苦しみ、数回手に入った卵によって命をつないだといいます。

日本へ戻ってからも、母親は板東さんが帰省すると、オコワとゆで卵を用意して迎えてくれたそうです。(はてなニュース)

ゆで卵を好きなだけ食べられることは、板東さんにとって平和や豊かさの象徴でもあったのでしょう。

一方、晩年には知人との会話で、ゆで卵キャラについて「仕事上、営業上」と冗談めかして語っていたとも報じられています。(週刊女性PRIME)

どこまでが本気で、どこからがサービス精神だったのか分からないところも、板東さんらしい伝説といえます。

伝説⑦ 『世界ふしぎ発見』の珍回答と黒柳徹子との名勝負

板東さんは、1986年から放送されたTBS系『世界ふしぎ発見!』で長年レギュラー解答者を務めました。

公式ページにも、草野仁さん、黒柳徹子さん、野々村真さんらと並び、板東さんの名前が出演者として記録されています。(TBS)

番組では正解を狙うだけでなく、独特の発想から生まれる珍回答や、少し強引な理屈で笑いを誘いました。

特に名物だったのが、黒柳徹子さんとの掛け合いです。

黒柳さんの正解率が高かったことから、板東さんはライバル心を燃やし、正解数やヒトシ君人形を巡ってたびたび熱いやり取りを見せていました。

2001年の放送では、クイズに勝ってパンダの命名権を獲得した板東さんに対し、司会の草野さんが、パンダ好きで知られる黒柳さんへ権利を譲るよう提案します。

黒柳さんが感激する一方、板東さんは「ここまで頑張ったのは何だったんだ!」と憤慨。その映像が2024年の最終回スペシャルで放送されると、板東さんの名前がSNSのトレンド入りを果たしました。(日刊スポーツ)

本気で怒っているように見えながら、最後には番組全体を笑いに変えるのが板東さんの持ち味でした。

珍回答、黒柳さんとの小競り合い、草野さんの冷静な進行。この絶妙な関係性が、『世界ふしぎ発見!』の人気を支えていたのです。

まとめ

板東英二さんの人生を振り返ると、「ゆで卵好きの面白いタレント」という一言だけでは語り尽くせないことが分かります。

高校時代には甲子園で1大会83奪三振を記録し、延長18回を216球投げ抜きました。プロ入り後は中日ドラゴンズで通算77勝を挙げながら、複数の事業経営にも挑戦しています。

引退後には『マジカル頭脳パワー!!』の司会者として人気を集め、映画『あ・うん』では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞しました。

そして、『世界ふしぎ発見!』で見せた珍回答や黒柳徹子さんとの掛け合い、幼少期の記憶につながるゆで卵への思いも、板東さんを象徴するエピソードとして残っています。

本物の野球記録を持ちながら、自らその偉大さを笑いへ変えてしまう。

そんなサービス精神と人間くささがあったからこそ、板東英二さんは昭和から平成にかけて、幅広い世代から愛され続けたのでしょう。

それでは、ありがとうございました!

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