かつて国民的アイドルグループ・TOKIOのメンバーとして活躍し、多くのファンに愛された山口達也さん。
芸能界を離れてから数年、彼が向き合ってきたのは“過去の過ち”と“アルコール依存症”、そして今回新たに明かされた難病・大腿骨頭壊死という現実でした。
長崎県佐世保市で行われた講演で語られたその告白は、多くの人に衝撃と同時に、彼の覚悟を感じさせるものでした。
「骨が腐っています」「難病指定だそうです」――その言葉の裏にある苦悩と、それでも前へ進もうとする理由とは何なのか。
この記事では、講演会で語られた内容をもとに、現在の彼の姿に迫ります。
そこで今回は、
山口達也のアルコール依存症との闘い
山口達也が難病・大腿骨頭壊死との向き合い
山口達也が難病でも歩き続ける理由
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
山口達也のアルコール依存症との闘い

講演のテーマとなったのは「ゼロからの再出発」。
山口さんはまず、自身が長年向き合ってきたアルコール依存症について、率直な言葉で話しました。
「私はアルコール依存症者です。5年前に認めました。
でも『酒をやめて5年です』とは言えません。
『5年間、お酒を止めている状態です』」
依存症の本質は“治る”ではなく“止め続ける”こと。
その言葉からは、日々の生活の中で常に葛藤があることが伝わってきます。
過去にはブラックアウトによる記憶喪失で、“気付いたらコンビニの紙パック焼酎がきれいに畳んで捨ててあった”というほど深刻な状態に陥っていたことも告白しました。
一人の力ではやめられない。
だからこそ、「助けを求め、人に伝え、言葉にし続ける」という彼のスタイルは、依存症と向き合い続けるための重要な行動になっていました。
山口達也が難病・大腿骨頭壊死との向き合い

講演の中盤、会場を驚かせたのが次の言葉です。
「酒由来なので恥ずかしいですけど……右足の大腿骨頭壊死。骨が腐っています」
大腿骨頭壊死とは、大腿骨の先端にある「骨頭」への血流が滞り、骨が壊死する難病。
原因は明確には分かっていないものの、アルコールの多量摂取やステロイド剤の服用がリスク因子とされています。
レントゲンを見て「黒くなっていました」と語った山口さん。
痛みが悪化すれば、人工関節を入れる必要がある病気でもあり、完全に「治る」ということはないといわれます。
有名人でも近年、坂口憲二さん、堀ちえみさん、千原ジュニアさんなどが公表したことで知られる疾患。
それだけに、山口達也さんの告白は“新たな現実の重さ”を感じさせるものでした。
それでも彼は、「今はまだ普通に生活できています」と、前向きな姿勢を見せています。
病と向き合いながらも、歩みを止めない――その覚悟が伝わる瞬間でした。
山口達也が難病でも歩き続ける理由

講演の最後、山口さんは静かに、しかし力強く語りました。
「すぐには変われません。でも、思考を変え、言葉にし、人に伝え、助けを求める。
それを習慣にすれば、周りの評価が変わり、人生が変わり、未来が変わっていく」
過ちから逃げるのではなく、向き合い続けること。
依存症と難病――二つの重い現実を抱えながらも、「今できることを積み重ねる」という姿勢は、かつて同じ病に悩む人たちにも大きな希望になります。
講演活動は“贖罪の行脚”とも言われています。
しかしその歩みは、同時に「同じ悩みを持つ誰かの助けになりたい」という思いによって支えられているのかもしれません。
彼は今、過去の自分を乗り越えるための道を着実に歩き始めているのです。
まとめ
山口達也が難病と依存症を抱えながら、それでも前へ進む理由**
山口達也さんの告白は、ただのニュースではなく、「人は何度でもやり直せるのか」という問いに対するひとつの答えでもあります。
・依存症の現実
・治らない難病との共生
・後悔と向き合いながらの再出発
その姿は痛ましくもありますが、同時に「強さ」そのものでもあります。
「未来は変えられる」
その信念を胸に、彼は今日も“止め続ける”戦いを続けています。
今後の活動や体調の行方にも、多くの人が注目することでしょう。
彼の歩みが、同じ悩みを抱える誰かの救いになりますように――。
それでは、ありがとうございました!

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