タレントの青木さやかさん(52)が、自身のポッドキャスト番組で明かした「お墓」の話が多くの人の胸を打っています。
高校時代に両親が離婚し、長い年月を経てそれぞれが他界した後、彼女が建てたのは“ふたりが共に眠る墓”。
そこには「離婚しても家族」という、深い思いが込められていました。
笑いの裏にある、青木さやかさんの家族への誠実な愛をたどります。
そこで今回は、
青木さやかが離婚した両親を同じ墓に入れた理由
青木さやかが建てた青木家の墓に込めた祈り
青木さやかの建てた青木家の墓は命をつなぐ場所
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
青木さやかが離婚した両親を同じ墓に入れた理由

高校時代に両親が離婚した青木さやかさん。
父は家を出て行き、母と別々の生活が長く続きました。
しかし最期のときを迎えたとき、父を見取ったのは母だったといいます。
「離婚しても、家族ですからね」と語る青木さんの言葉には、形式よりも“心のつながり”を重んじる温かさが滲みます。
父の死後、富山の故郷にお地蔵さんを建てたいという父の遺志を受けつつも、遠方で実現が難しかった青木さん。
悩んだ末に、「家族として母と同じ墓に入れる」という選択をしました。
そこには、過去の確執を越えて「共に生きた時間を大切にしたい」という娘の覚悟がありました。
青木さやかが建てた青木家の墓に込めた祈り

実は、父の姓は「ハシバ」で、母の姓が「青木」。
それでも青木さやかさんは、ふたりを「青木家の墓」に共に眠らせました。
「お墓は血のつながりだけじゃない。そこに“想い”があれば家族になれる」と語る青木さん。
彼女はお墓の本を読み漁り、「五輪塔ならいろんな人が入れる」と知り、自らその形を選びました。
五輪塔は、地・水・火・風・空の五つの要素で人の魂が構成されているという仏教の教えに基づいた形。
まさに、“すべての生命を受け入れる象徴”でもあります。
家族の境界を超えて包み込む、青木さやかさんらしい優しさがそこに宿っています。
青木さやかの建てた青木家の墓は命をつなぐ場所

青木さやかさんは高校生の娘を育てる母でもあります。
かつては“毒舌芸人”として知られた彼女ですが、今は母親として、そして一人の人間としてのやさしさがにじみ出ています。
「いつか一人になるかと思うと泣ける」と語るほど、家族を想う気持ちは深く、だからこそ“家族の最後の居場所”を自らの手でつくったのかもしれません。
離婚や死別を経ても、そこには「感謝」と「絆」が確かに存在している。
五輪塔の前で手を合わせるその姿は、青木家だけでなく、すべての“家族の形”を見つめ直すきっかけをくれます。
まとめ
青木さやかさんが建てた「青木家の墓」は、離婚・死別という現実を越えた、家族の新しいかたちを示しています。
それは、血縁や名字にとらわれず、「一緒に生きた人を、心で想うことこそが家族」という彼女の哲学の証。
五輪塔の静かな佇まいの中にあるのは、“過去を赦し、いまを生きる”青木さやかさんの強さと優しさです。
――それこそが、家族の縁を永遠につなぐ力なのかもしれません。
それでは、ありがとうございました!

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