Netflixドラマ『極悪女王』や映画『新幹線大爆破』などで確かな存在感を放つ俳優・黒田大輔(47)。
これまで私生活をあまり語らなかった彼が、今年5月、突然の結婚を発表した。
お相手は、世界的に活躍するダンサー・菅原小春(33)。
14歳差の電撃婚に世間は驚いたが、その裏には、コロナ禍という“時代の隔たり”を超えて結ばれた静かな愛の物語があった。
「ドア越しに渡した納豆と桜の花びら」が、2人の人生を変える始まりだった――。
そこで今回は、
黒田大輔と菅原小春のドア越しの恋――納豆と桜の花びらから始まった
黒田大輔と菅原小春の山と納豆――黒田大輔が見つけた「生きる場所」
地球にやさしい家族――“世界平和”は日常から
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
黒田大輔と菅原小春のドア越しの恋――納豆と桜の花びらから始まった

2人が初めて出会ったのは、2021年春に上演予定だった舞台『消えちゃう病とタイムバンカー』の稽古場。
俳優の黒田大輔が喫煙所に入ると、そこにいたのが菅原小春だった。
「かわいらしい方だなと思いました。世間の印象よりずっとシャイな人でしたね」と黒田大輔は振り返る。
しかし、その舞台はコロナの影響で中止。ほどなくして菅原が感染してしまう。
近所に住んでいた黒田大輔は、「何か必要なものがあれば」と連絡を入れ、彼女の好物である納豆を買って届けたという。
その納豆のパックのひとつに、黒田大輔はそっと桜の花びらを一枚入れた。
春の光を部屋の外からでも感じてほしかったからだ。
ドア越しに差し出した小さな思いやりが、2人の距離を静かに縮めていく。
やがて菅原から届いたお礼のメッセージと写真をきっかけに、テレビ電話での会話が始まり、やがて毎晩のように話すようになった。
「待機期間が終わって“会いに行こうかな”と言われた時、『いや、オレが行く』と返したんです」
その言葉に、男らしい照れと優しさが滲む。
こうして、世界が不安と距離で満ちていた時代に、2人だけの“静かな春”が生まれた。
黒田大輔と菅原小春の山と納豆――黒田大輔が見つけた「生きる場所」

結婚後、黒田大輔は都内と地方の山間部で二拠点生活を送っている。
そのきっかけは、俳優・東出昌大の存在だった。
老朽化で住んでいたアパートを出ることになった黒田大輔は、気まぐれに東出の暮らす山小屋を訪ねた。
「自然の中でジビエ料理をごちそうになりながら、知人を紹介してもらって。気がついたらその地に家を借りていました」
古い二階建ての家を自分の手で改修し、壁を抜き、キッチンを作り、暮らしそのものを“作品”のように楽しむ。
「テレビもエアコンもいらない。涼しい風と湧き水があれば十分」と笑う彼の姿には、派手さとは無縁の静かな自由があった。
そんな仙人のような生活に変化をもたらしたのが、妻・菅原小春の存在だ。
「彼女と一緒にいると、外に食べに行ったり、いろんなものを作ってくれる。ハンバーグなんか本当に美味しいんですよ」
納豆とキムチだけで生きていた日々から、2人で囲む食卓へ。
年齢差を超えた心の成長が、自然の中でゆっくりと根を下ろしていった。
地球にやさしい家族――“世界平和”は日常から

結婚発表の直筆コメントには、こう綴られていた。
「ただ一緒にいられればいいと思っていましたが、これからは、家族として日常を、当たり前のことを深く愛していけたらと思います。
少しでも地球に優しい家族になっていきたい。」
2人は、便利さよりも「丁寧に生きる」ことを大切にしている。
ペットボトルより水筒を、使い捨てより再利用を。
「手間がかかることも、楽しみに変えたい」と語る黒田の姿は、現代の忙しさに流されない静かな反骨のようでもある。
そして、彼の“夢”は意外にも壮大だ。
「世界平和です」と照れ笑いを浮かべながら続ける。
「小さな優しさが、巡り巡って大きな平和につながる気がするんです。
たとえば、誰かと穏やかに会話して、一日を“まあまあ楽しかったな”と思えたら、それが平和の第一歩なんですよ」
自然を愛し、人を思い、日常を慈しむ。
その生き方こそが、彼にとっての“世界平和”の形なのだ。
まとめ
コロナ禍の不安な日々、ドア越しに差し出した小さな優しさ。
それがやがて、人生をともに歩むパートナーとの縁を育てた。
黒田大輔と菅原小春――14歳差という数字を超えて結ばれた2人の物語は、「便利さよりも、思いやりを」「効率よりも、ぬくもりを」そんなメッセージを私たちに残している。
派手な愛ではなく、静かに寄り添い合う愛。
自然と心が調和したその暮らしの中に、“世界平和”のはじまりがあるのかもしれない。
それでは、ありがとうございました!
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