透明感のある演技と可憐な存在感で人気を集める女優・吉岡里帆さん。
ドラマや映画に出演するたびに話題をさらい、今や日本を代表する若手女優のひとりといえます。
そんな彼女ですが、実は女優の道を歩み始めるまでに数々の努力や苦労を経験してきました。
特に大学時代には、書道に打ち込みながらも演劇の魅力に目覚め、京都と東京を往復する日々を送っていたのです。
本記事では、吉岡里帆さんの学歴と下積み時代に焦点を当て、学生生活から芸能界に入るまでの道のりを詳しくご紹介します。
そこで今回は、
京都の進学校から大学へ ― 書道に打ち込んだ学生時代
演劇との出会いと大学生活の転機
下積み時代と成功への足がかり
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
京都の進学校から大学へ ― 書道に打ち込んだ学生時代

吉岡里帆さんは、京都府京都市の出身。高校は府内でも進学校として知られる京都府立嵯峨野高等学校に進学しました。
偏差値は60を超える難関校で、地元でも優秀な生徒が集まる環境でした。
幼少期から書道を学んでいた彼女は、高校時代もその腕を磨き続け、のちに書道八段という高い段位を取得しています。
高校卒業後は京都橘大学 文学部 日本語日本文学科 書道コースに進学。
ここでも本格的に書の道を志していました。
少人数制の指導が受けられる環境で、伝統文化に根差した表現力を磨いていたのです。
もともと書道家を目指していた吉岡さんにとって、この進路は自然な選択だったといえるでしょう。
演劇との出会いと大学生活の転機

大学入学後、吉岡さんの人生を大きく変える出来事が訪れます。
友人に誘われて観劇した小劇場での舞台に強く心を動かされたのです。それまで「書道家」という将来像を描いていた彼女にとって、演劇は未知の世界。
しかし、役者たちが全身で表現する姿を見て「自分もやってみたい」と強く思うようになりました。
この体験をきっかけに、吉岡さんは大学での勉強と並行して小劇場の舞台や自主映画に参加するようになります。
また、さらなる技術を学ぶために東京の演技養成所にも通い始め、京都と東京を行き来する生活をスタート。
学業・書道・アルバイトに加え、演技の勉強まで取り組むハードな日々が続きました。
大学在学中に芸能事務所に所属したものの、すぐに大きなチャンスが巡ってきたわけではありません。
舞台の裏方やエキストラ出演、養成所での基礎練習など、下積みを積み重ねる地道な努力の時期が長く続きました。
下積み時代と成功への足がかり

大学生活の後半、吉岡さんは芸能活動との両立のために大学を転学したともいわれています。
詳細な大学名は非公開ですが、卒業までに5年以上かかったとされ、芸能の夢を追いながら学業を修了したことは確かです。
下積み時代の吉岡さんは、生活費やレッスン費を賄うために複数のアルバイトを掛け持ちしながら活動を継続しました。
東京での稽古に通う交通費だけでも負担が大きく、時には睡眠時間を削って練習に励む日々。
それでも演技への情熱は揺らぐことなく、舞台経験を重ねることで少しずつ自信と実力を培っていきました。
その努力が実を結んだのは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(2015年)への出演。
視聴者の心に残る役柄を演じたことで注目を浴び、一気に女優としての道が開けました。
大学時代の苦労や下積みがなければ、この飛躍はなかったといえるでしょう。
まとめ
吉岡里帆さんの学歴と下積み時代を振り返ると、書道に情熱を注いだ学生時代から、演劇に心を奪われて挑戦を続けた大学生活が浮かび上がります。
華やかな女優としての現在の姿の裏には、地道な努力と挑戦の積み重ねがありました。
京都の進学校から大学での学び、そして演劇との出会い。京都と東京を往復する生活やアルバイトとの両立は決して容易ではありませんでしたが、その経験が女優としての厚みや表現力につながっています。
吉岡里帆さんの歩みは、夢を追う人々に「努力は必ず未来につながる」という強いメッセージを与えてくれるのではないでしょうか。
それでは、ありがとうございました!
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