女優・ダンサーとして注目を集める石橋静河(いしばし しずか)さん。
父は俳優の石橋凌さん、母は女優の原田美枝子さんという芸能一家に生まれ、恵まれた環境で育ちながらも、彼女は自ら厳しい道を選び、海外でバレエ修行に挑みました。
小学校から明星学園に通い、15歳で単身渡米。
その後カナダに拠点を移し、バレエ一筋の日々を過ごしましたが、やがて女優へと転身。
現在は日本を代表する若手女優として活躍しています。
今回は、石橋静河さんの学歴とバレエ留学の軌跡、そして女優へと歩みを進めた理由をたどります。
そこで今回は、
明星学園で芽生えた表現への意識
ボストンからカナダへ―海外でのバレエ修行
バレエから女優へ―新たな表現の道
3つの観点から迫っていきます。
明星学園で芽生えた表現への意識

石橋静河さんは1994年7月8日、東京都に生まれました。
小学校は三鷹市にある明星学園小学校に入学。
石橋さんは4歳の頃からクラシックバレエを習い始め、小学校時代にはすでに舞台に立つ楽しさを経験していました。
中学もそのまま明星学園中学校に進学。
思春期を迎えた頃、恩師から「プロの世界は厳しい」という言葉を受け、本格的にバレエに取り組む覚悟を固めます。
そして中学3年生のとき、アメリカ・ボストンバレエスクールのオーディションに合格。
15歳にして一人で海外留学へ踏み出す大きな決断をしました。
ボストンからカナダへ―海外でのバレエ修行

15歳で渡米した石橋さんは、北米最大級のバレエ教育機関であるボストンバレエスクールに入学。
世界各国から集まる才能豊かな若者たちに囲まれ、言葉も文化も違う環境での生活は容易ではありませんでした。
慣れない英語と厳しい訓練に加え、ホームシックに悩む日々。
それでも持ち前の努力と負けん気で日々稽古に打ち込みました。
17歳になると、恩師・服部有吉氏の指導を受けるためにカナダのスクール・オブ・アルバータバレエ(カルガリー)に編入。
ここで本格的にプロを目指しました。
カナダ三大バレエ団の一つに付属するこの学校は、よりシビアな環境で、技術の向上はもちろん、体格や表現力の限界とも向き合う時間となります。
石橋さん自身、バレエの道で生き残るには体格的に不利であると痛感し、やがて進路を模索し始めることになりました。
バレエから女優へ―新たな表現の道

18歳で留学生活を終えた石橋さんは、2013年に日本へ帰国。
大学進学は選ばず、まずはコンテンポラリーダンサーとして活動を開始しました。
舞台やダンス公演に参加しながら、自らの表現の幅を広げていきます。
転機となったのは留学中にニューヨークで観た演劇。
そこで感じた「芝居ってこんなに面白いんだ」という衝撃が、彼女を演技の世界へと導きました。
2015年からは女優として活動を始め、2017年公開の映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』で主演を務め、ブルーリボン賞新人賞を受賞。
母・原田美枝子さんと親子二代で同じ賞に輝いたことでも話題を呼びました。
こうして石橋さんは、海外での修行で培った表現力や精神力を武器に、女優としてのキャリアを築き上げていったのです。
まとめ
石橋静河さんの学歴は、明星学園小中学校から海外のバレエスクールへと続き、一般的な大学進学の道とは異なるものでした。
幼少期から始めたバレエを極めるために渡米し、カナダでも修行を重ねた経験は、挫折を含めて彼女の財産となりました。
その経験があったからこそ、女優としての新しい表現に挑む勇気が芽生え、今では映画やドラマで輝きを放っています。
芸能一家という恵まれた出自に甘えることなく、自ら厳しい道を選び取った石橋静河さん。
その歩みは、多くの人に「挑戦する勇気」を与えてくれるものです。今後も彼女のさらなる活躍から目が離せません。
それでは、ありがとうございました!
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