音楽界のレジェンドでありながら、車好きを公言し続けてきた松任谷正隆さん。
テレビや雑誌、さらにはエッセイでも車への愛情を惜しみなく語り、今や“車タレント”としての一面も注目を集めています。
そんな松任谷さんが出演する車番組には、他では見られない「ユーモア」と「知識」が凝縮されており、ファンのみならずクルマ好きの間でも高い評価を得ています。
そこで今回は、
松任谷正隆の車番組でも語られる車愛の原点とは?
松任谷正隆の車番組で光る“ユーモア”と“知識”のバランス感覚
松任谷正隆 車番組で伝える“好きだから乗る”という美学
主にこの3つについて迫っていきます。
それでは早速本題に入りましょう!
松任谷正隆の車番組でも語られる車愛の原点とは?

松任谷さんが車に魅了されたきっかけは、幼少期に見たアメリカのホームドラマに登場する“カッコいい車”たちだとされています。
戦後の日本で車そのものが珍しかった時代、彼の目にはアメリカ車がとても魅力的に映り、それが「クルマへの憧れ」の原点となります。
自身のクルマに対する愛情について「やっぱり生まれた年代というか、それが大きいと思います。クルマは憧れのもので一般人が手にできるものでない時代に生まれたから。その憧れ部分の刷り込みはいつまでたっても消えない感じです」と語っていた松任谷。
出典:MoTA
そして18歳で手に入れた初めての愛車・トヨタ カローラ スプリンターから始まり、彼は数十台もの国産車・輸入車を乗り継いできました。
その中には、ポルシェ911やアウディRS4、テスラ・モデルSなどの名車もあり、彼の車歴はまるで「カーライフの教科書」とも言えるほど多彩です。
松任谷正隆の車番組で光る“ユーモア”と“知識”のバランス感覚
松任谷正隆さんの車番組が視聴者を引き込む理由は、その語り口にあります。
決して専門家のように難解な言葉を使うのではなく、自身の体験をユーモラスに織り交ぜながら、まるで「車仲間とおしゃべりしているような」雰囲気を作り出します。
たとえば、JAF Mate誌に連載されたエッセイでは「車を運転すると性格が変わる」「車選びは恋人選びに似ている」など、軽妙な語り口で共感を呼ぶエピソードを多数披露。
一方で、1960年代の日本車の発展や、名車・300SEL 6.3との出会いなど、車文化に対する深い知見も随所に感じさせます。
松任谷正隆 車番組で伝える“好きだから乗る”という美学

「いい車だから買うんじゃない、好きだから買うんだよ」
この言葉は、松任谷正隆さんの車観を象徴しています。
彼はスペックやブランドではなく、自分の感性を最優先に車を選んでおり、それが彼の人生哲学そのものとも言えます。
この感覚は、音楽制作においても共通しており、「誰かの評価より、自分がときめくかどうか」を大切にする姿勢がにじみ出ています。
車がキャブレターからインジェクションになっていくところとか、楽器にシンセサイザーが入ったり、打ち込みとコンピューター制御の音が加わったりするところとか、なにかタイミング的にすごく似ている気がします。
出典:radiko news
だからこそ、車番組で彼が語る言葉には“説得力”と“温かさ”があり、多くの視聴者の心をつかんで離さないのです。
まとめ
松任谷正隆さんは、単なる“車好き有名人”ではなく、自身の人生観を車を通して表現してきた稀有な存在です。
彼の車番組では、ユーモアに満ちたトークと、豊富な知識、そして何より“好きという気持ち”が伝わってきます。
それは、クルマを愛するすべての人にとって共感と発見に満ちた時間となるはずです。
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