国民的ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』でおなじみの大女優・泉ピン子さん(78)。
そんな彼女が10月16日放送のフジテレビ系『あの金どこいった?』で、“時給250万円”という驚きのギャラ事情を赤裸々に語りました。
さらに、番組スタッフの総額試算「48億円」に対して、「そんな安くないでしょう」とバッサリ。
その裏にあるピン子流・プロ意識と昭和スターの矜持とは――。
そこで今回は、
ドラマ界を席巻した泉ピン子黄金時代
泉ピン子が明かすドラマ時代の「そんな安くないでしょう」
泉ピン子が明かすドラマ時代の豪快トークに隠されたプロ魂と優しさ
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
ドラマ界を席巻した泉ピン子黄金時代

1970年代後半から90年代にかけて、泉ピン子さんはまさに“視聴率女王”の一人。
特に『渡る世間は鬼ばかり』シリーズでは、庶民的ながらも芯の強い母親役でお茶の間の心を掴みました。
当時のテレビドラマは、いわば「スターが視聴率を動かす時代」。
そんな中で彼女の存在感は圧倒的で、ドラマ2シーンで500万円、1時間ドラマで250万円という破格のギャラも納得のもの。
泉さんは番組でこう語ります。
「レギュラー出演は1時間で250万もらってたのよ?4本で1000万じゃない、1カ月で」
豪快ながらも、そこには長年積み上げた信頼と実績の重みがありました。
泉ピン子が明かすドラマ時代の「そんな安くないでしょう」

番組が“時給250万円”から算出した総額は48億円。
スタジオがどよめく中、泉さんはすかさず笑いながら反論。
「そんな安くないでしょう」
彼女は、ドラマだけでなくバラエティー番組にも多数出演。
「バラエティーはだいたい150万くらい。コマーシャルだって1000万近いんじゃない?」
と自ら試算して、“50億円説”を堂々と宣言。
この潔い言葉には、長年テレビとともに歩んできた誇りとユーモアが詰まっています。
ただ稼いだ額の話ではなく、「努力した分だけ報われた」という自己肯定の表現でもあるのです。
泉ピン子が明かすドラマ時代の豪快トークに隠されたプロ魂と優しさ

泉ピン子さんといえば、歯に衣着せぬ発言が代名詞。
しかし、その強さの裏には、常に“作品を守る責任感”がありました。
撮影現場では後輩俳優にも厳しく接する反面、「作品を良くしたい」「視聴者に喜んでもらいたい」という思いが一貫しています。
それゆえ、彼女のギャラは“人気のご褒美”ではなく、真剣勝負の対価だったのでしょう。
近年は静岡・熱海で穏やかな暮らしを送りながらも、テレビ出演では変わらぬ存在感。
どこか懐かしい“昭和のスター魂”を、今も体現しているようです。
まとめ
泉ピン子さんが語った「そんな安くないでしょう」という言葉。
それは単なる金額の話ではなく、努力と実績の重みをユーモラスに伝えた一言でした。
時代が移り変わっても、彼女が視聴者に愛され続ける理由は――「裏表のない人間力」と「仕事への真摯な姿勢」。
“豪快で、優しくて、ちょっと毒舌”。
泉ピン子という名は、これからも日本のドラマ史に刻まれ続けることでしょう。
それでは、ありがとうございました!
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