時代劇「暴れん坊将軍」の徳川吉宗役、そして「マツケンサンバ」で世代を超えて愛される俳優・松平健さん。
誰もが知る国民的スターですが、その本名をご存じでしょうか？
実は「鈴木末七（すずき すえしち）」という珍しい名前を持っています。
この記事では、松平健さんの本名の由来や幼少期、芸名の誕生、そしてスターへの道のりをわかりやすく解説していきます。
そこで今回は、
松平健の本名「鈴木末七」の意味とルーツ
芸名「松平健」が生まれた理由
デビュー秘話とスターへの道
３つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
松平健の本名「鈴木末七」の意味とルーツ
松平健さんは1953年（昭和28年）11月28日、愛知県豊橋市に生まれました。
本名は「鈴木末七」。この名前にはユニークな由来があります。
「末七」という名前は、大家族で育った松平さんが7人きょうだいの末っ子として誕生したことからつけられたものだと伝えられています。
本名は「鈴木末七」。７人きょうだいの末っ子として、愛知・豊橋で生まれた。人を笑わせるのが好きで運動神経も抜群。中学では水泳部からサッカー部に引き抜かれてキーパーを務めた。同じ頃、大工の父が日活の映画館の社長宅で仕事をし、もらった招待券で映画を見るように。
出典：読売オンライン
親が「これで最後の子」という思いを込めて「末」、そして7人目の「七」を組み合わせて「末七」と名付けたそうです。
昔の日本では、子どもの誕生に際して「家の繁栄」や「福を招く」という意味を込めることが多く、末七という名前もまさに家族の願いが込められた名前だったのでしょう。
一見ユニークで珍しい名前ですが、本人にとっては親の愛情を感じさせる大切なルーツであり、後に大スターとなる松平健さんの原点でもあります。
芸名「松平健」が生まれた理由
俳優として活動する際、本名のままではやや古風でインパクトに欠けるという理由から芸名を名乗ることになりました。
そこで選ばれたのが「松平健」という名前です。
一般的には「松平」といえば徳川家のルーツを思わせ、時代劇俳優にふさわしい格式や威厳を感じさせる名字とされていますが、実は当時のオリンピック女子バレーボール監督・松平康隆さんの名字から取ったとも言われています。
さらに「健」は、日本を代表する名優・高倉健さんへの憧れから選ばれたという説も残っています。
つまり「松平健」という芸名は、スポーツ界と映画界、それぞれの時代を代表する存在からインスピレーションを受けて生まれたもの。
結果として、のちに時代劇の大スターとなる松平健さんにぴたりと重なり、芸名そのものがブランド化していきました。
名前の由来を知ると、彼が歩んできた道が単なる偶然ではなく、力強い流れに導かれたもののように感じられます。
デビュー秘話とスターへの道
松平健さんは当初、歌手志望で上京しました。
しかし、その長身と端正な顔立ちが注目され、1975年に時代劇『座頭市物語』で俳優デビュー。
翌年には『人形佐七捕物帳』で初主演を果たします。
そして1978年、テレビ朝日系ドラマ『暴れん坊将軍』で徳川吉宗役に抜擢。
以降25年以上にわたり主役を演じ続け、まさに“将軍様”のイメージが定着しました。
さらに、歌手としても大きな成功を収めます。
2004年に「マツケンサンバⅡ」が社会現象となり、老若男女問わず愛される存在に。歌手志望で上京した夢が、俳優活動を経て華やかに実現した形となりました。
また、近年は俳優・歌手活動にとどまらず、司会者やYouTuberとしても幅広く活躍。
常に時代のニーズに合わせて新しい挑戦を続ける姿は、多くの人に勇気を与えています。
まとめ
松平健さんの本名は「鈴木末七」。
7人きょうだいの末っ子として生まれたことから名付けられた、家族の思いが込められた名前です。
芸名「松平健」は、時代劇俳優としての格式と力強さを象徴し、まさに彼のキャリアを後押しする存在となりました。
歌手志望から俳優へ、そして「暴れん坊将軍」での大ブレイク、さらに「マツケンサンバ」での国民的ヒットと、多彩な活動を通じて日本の芸能史に大きな足跡を残しています。
本名を知ることで、スターの裏にある人間的な温かさや家族との絆を感じられ、より一層松平健さんの魅力を深く味わえるのではないでしょうか。
それでは、ありがとうございました！
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