元プロ野球投手の佐野慈紀さん。
かつて近鉄、オリックス、中日などで活躍し、“ピッカリ投法”の愛称で親しまれた名投手です。
そんな佐野慈紀さんは2024年5月、感染症の悪化により右腕を切断するという大きな決断を下しました。
それでも彼は前を向き続けています。
そして今回、MLBワールドシリーズで山本由伸投手がMVPに輝いたことを受け、自身のブログで「賛美を贈ります」と称えながら、リハビリの近況を報告しました。
右腕を失ってもなお“野球人”として輝き続ける佐野慈紀さんの姿に、多くのファンが胸を打たれています。
そこで今回は、
佐野慈紀の山本由伸の快投に重ねた「野球人の誇り」
佐野慈紀の右腕切断手術からの再起、左投げ「ぴっかり投法」への挑戦
佐野慈紀の右腕を失っても笑いと勇気をくれるリハビリの日々
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
佐野慈紀の山本由伸の快投に重ねた「野球人の誇り」

佐野慈紀さんが語ったのは、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手への深い賛辞でした。
「MVPの活躍に賛美を贈ります」と書き出したブログには、野球人としての敬意と感動が詰まっています。
「息の抜けない素晴らしい戦い」「毎日ワクワクしながら観てました!」──その言葉からは、かつてマウンドに立ち続けた男の“純粋な野球愛”がにじみ出ます。
プロとしての血が今も脈打つ佐野さんにとって、山本投手の投球は“夢を追い続ける力”の象徴だったのかもしれません。
右腕を失っても、彼の中の“野球人”は決して消えることはありませんでした。
佐野慈紀の右腕切断手術からの再起、左投げ「ぴっかり投法」への挑戦

2024年5月、佐野慈紀さんは感染症の悪化により右腕を切断。
その直前、ブログには「ありがとう。失われた右腕」「命ある限り強がって生きる」とつづられていました。
まるで自らに言い聞かせるような強い言葉──それは絶望の淵で見せた“生きる決意”でした。
手術後も心臓弁膜症や腰の炎症など、苦しい闘病が続きました。
それでも彼は退院後、「左投げぴっかり投法」に挑戦。少年野球大会の始球式では、片腕で投げる勇姿を披露しました。
あの時、グラウンドに響いた拍手は、ただの“励まし”ではなく“尊敬”そのものでした。
佐野慈紀の右腕を失っても笑いと勇気をくれるリハビリの日々

現在もリハビリを続ける佐野慈紀さん。
ブログでは「足の指先の抜糸が終わった」「体調は安定している」と明るく報告しています。
そして、持ち前のユーモアも健在。「毛は抜けるけど気は抜けない」「みんなかがや毛〜」と笑いを交えながら、読者にエールを送ります。
さらに、糖尿病と闘う自身の経験を踏まえ「予防も大切ですが、罹患した後のケアも大切です」と呼びかけ、セミナー登壇も予定しているとのこと。
病と向き合いながらも、人に希望を与える姿勢──そこには“生き方そのものが野球”という佐野さんの哲学が息づいています。
まとめ
右腕を失っても、佐野慈紀さんの魂は決して折れませんでした。
野球を愛し、人を笑わせ、そして再び前へと進む──その姿は、多くの人に“生きる力”を与えています。
最後に彼はこう締めくくります。
「やっぱり野球は面白い!」
その一言こそが、どんな逆境にも負けない“野球人の誇り”の証なのです。
それでは、ありがとうございました!

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