ミラノ五輪(2026)は、坂本花織にとってまさに“集大成”の舞台になりそうです。
本人がミラノ五輪後の引退を明かしており、この1大会にピークを合わせてくる意味合いが強いから。
一方で、五輪の女子シングルは「実力+一発の精度+当日の空気」で順位が動く競技。
ここでは“金に届く条件”を、あえて勝負ポイントだけに絞って整理します。
そこで今回は、
坂本花織の集大成と言える根拠
坂本花織の集大成で金に届く「勝負ポイント」
坂本花織の集大成の警戒ポイントはここ
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
坂本花織の集大成と言える根拠

まず前提として、坂本花織は「もう十分に成し遂げた選手」です。
- 世界選手権では3連覇を達成し、日本スケート界の象徴的存在になりました。
- ただし2025年世界選手権は2位で、4連覇には届かず。ここが逆に“燃料”になり得ます。
- 国内では全日本で5連覇(2025年大会)と、安定感が別格。
そして決定的なのが、「ミラノで区切る」という意思表明。
これは精神論ではなく、現実の競技設計に直結します。
1年単位で身体を作り、プログラムを磨き、失敗パターンを潰して“当たり日”の確率を上げる——五輪はそれが全部噛み合った人が勝つ。
引退を見据えることで、やることが逆に研ぎ澄まされます。
坂本花織の集大成で金に届く「勝負ポイント」

五輪で一番怖いのは、「大きく崩れてないのに、点が伸びない」パターン。
坂本花織の勝ち筋は明快で、勝負ポイントは次の3つです。
“SPの完成度”で先に主導権を握る
坂本は、シーズンのスコア面でも高い基準点を出しています。たとえばNHK杯2025でシーズンベスト総合227.18が記録されています。
五輪は「追う側」になるほどリスクを取りやすい。
だからSPで“置きにいかずに、取りにいく完成度”を出せるかが最重要です。
フリーは「難度の追加」より“加点の最大化”
女子は近年、ジャンプの難度競争が話題になりがちですが、五輪は別競技です。
坂本の強みは、ミスの少なさ×演技全体の質で点を積むタイプ。
だから金への条件は「超高難度を増やす」よりも、回転不足や着氷の乱れで失う点を最小化しつつ、スピン・ステップ・つなぎで加点を取り切ること。
現に全日本2025でも“圧巻の演技”でタイトルを取り切っています。
“団体→個人”のリズム管理(五輪特有の罠)
ミラノ五輪のフィギュアは、会場がMilano Ice Skating Arena(Unipol Forum / Assago)で行われます。
日程も、団体戦が大会序盤にあり、その後に個人戦が来ます(女子個人は2月後半に実施予定)。
ここで重要なのが「良くても悪くても、団体の結果を引きずらない」こと。
五輪は試合の間隔、取材、移動、注目度が全部いつもと違うので、コンディションより先に“脳の疲労”が来ます。
勝ち切る選手は、ここを仕組みで管理しています。
坂本花織の集大成の警戒ポイントはここ

最後に「相手が誰か」。
ここが読者が一番気になるところですが、結論はシンプルで、“坂本が完璧なら金圏、ミスれば混戦”です。
世界女王の入れ替わり=“一発”の圧が増す
2025年世界選手権はアリサ・リュウが優勝、坂本は2位でした。
つまり、世界のトップは固定ではなく“当日の出来”で動いている。ミラノもこの流れになりやすい。
国内にも強い追い風とプレッシャーが同時に来る
世界選手権2025では千葉百音が3位に入るなど、日本女子の層は厚い。
味方が強いのは団体ではプラス。
ただし個人戦では「日本勢で表彰台を分け合う」くらいの緊張感にもなるので、坂本は“自分の戦い方を貫く”力が問われます。
ロシア勢の扱い(AIN)は“情報戦”になりやすい
ISUは、厳格な条件のもとで個人の中立選手(AIN)に五輪予選への道を設ける方針を示しています。
ここは出場可否や枠、実際の布陣で情勢が変わるので断定は禁物。
ただ、もし強豪が入ってくるなら「基礎点の差」よりも、五輪のジャッジ傾向や空気で“点の出方”が変わる可能性は見ておいた方がいい、という話です。
まとめ
坂本花織がミラノ五輪で金に届くかどうかは、超難度の追加よりも、SPで主導権を取り、フリーで失点を徹底的に減らし、五輪特有の疲労を仕組みで管理できるかにかかっています。
実績面では、世界3連覇の地力と、全日本5連覇の安定感がある。
さらにNHK杯2025で高得点も出しており、仕上がりの上限も見えている。
“集大成”の五輪は、派手さではなく、完成度で勝つ選手が一番強い——坂本花織の勝負は、まさにそこです。
それでは、ありがとうございました!

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