「悪役俳優」と聞くと、冷酷で近寄りがたい人物像を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、その印象とは裏腹に、深い優しさと温かな愛情を持ち続けた人物がいました。
俳優・片岡五郎さんです。
2025年12月30日、すい臓がんのため静かにこの世を去った片岡さん。
その訃報は、義理の息子であるお笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さんによって伝えられ、多くの人の胸を打ちました。
本記事では、「品川祐の父」として語られる片岡五郎さんの俳優としての顔、そして家族に見せていた素顔の優しさに迫ります。
そこで今回は、
品川祐の父・片岡五郎が悪役俳優として築いた確かな存在感
品川祐の父について品川祐が語った「3人目の父」という存在
品川祐の父・片岡五郎の病と向き合い、最期まで穏やかだった日々
3つの観点から迫っていきます。
品川祐の父・片岡五郎が悪役俳優として築いた確かな存在感

片岡五郎さんは、俳優座養成所出身の俳優として、長年にわたりドラマや映画で活躍してきました。
特に印象的だったのは、刑事ドラマや時代劇などで演じた数々の“悪役”。
鋭い眼差し、重みのある声、緊張感のある立ち居振る舞いは、物語に欠かせない存在として多くの作品を支えていました。
主役を引き立てるために感情を抑え、作品全体のリアリティを底上げする——。
派手なスポットライトを浴びることは少なくとも、「いなければ成立しない俳優」として、現場では厚い信頼を集めていたといいます。
しかし、画面越しに伝わるその強面な印象は、あくまで“役柄”としての顔でした。
品川祐の父について品川祐が語った「3人目の父」という存在

片岡五郎さんは2007年に、美容家のマダム路子さんと結婚。
その縁で、品川祐さんにとっては「義理の父」という関係になりました。
品川さんは訃報を伝える際、「どんなときも見捨てず、吉本に入った日からずっと応援してくれた父」と語っています。
テレビ番組では冗談交じりに「3人目の父」とネタにすることもあったそうですが、それを聞いた片岡さんは、怒るどころか笑って喜んでくれたといいます。
芸人として波のある時期も、静かに、しかし一貫して見守り続けてくれた存在。
それが、義父・片岡五郎さんでした。
厳しさよりも包容力で支える——。
その姿勢は、悪役俳優としてのイメージとは正反対のものでした。
品川祐の父・片岡五郎の病と向き合い、最期まで穏やかだった日々

晩年、片岡五郎さんは末期のすい臓がんと診断され、肝臓や腎臓への転移も明らかになりました。
余命宣告は「1か月」。
しかし実際には、約4か月にわたって生き抜き、最期まで大きな苦しみを見せることはなかったといいます。
品川祐さんは、「本当に静かで穏やかな旅立ちでした」と、その最期を表現しました。
役者としては悪を演じ、家庭では人を包み込む優しさを持ち、人生の終盤では周囲に心配をかけまいと静かに病と向き合う——。
その生き方そのものが、言葉以上に多くを語っているように感じられます。
まとめ
片岡五郎さんは、悪役俳優として数多くの作品に緊張感と深みを与えてきました。
しかしその裏側には、義理の息子を無条件に信じ、笑顔で見守り続ける「父」としての優しさがありました。
画面の中の怖い顔と、家庭での穏やかな表情。その両方を持ち合わせていたからこそ、片岡五郎という俳優は多くの人の記憶に残り続けるのでしょう。
静かで誠実な人生は、これからも人々の心の中で生き続けていきます。
それでは、ありがとうございました!

コメント