三宅香帆さんといえば、「読書が仕事と生活の中でどう位置づけられてきたか」を言葉にして、多くの人の“本が読めないモヤモヤ”をほどいてくれる文芸評論家です。
その発信の強さは、センスだけではなく、学生時代に積み上げた「古典を読み解く訓練」と、社会人経験で得た「働く現場の実感」が一本につながっているところにあります。
この記事では、学歴と経歴を時系列で整理しつつ、研究テーマ(萬葉集)が今の仕事にどう生きているのかまでまとめます。
そこで今回は、
三宅香帆の学歴を時系列で整理(高校→京大→大学院)
三宅香帆の学歴と経歴の中の研究テーマ「萬葉集」
三宅香帆の学歴と経歴総整理(デビュー→会社員→独立→代表作へ)
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
三宅香帆の学歴を時系列で整理(高校→京大→大学院)

まずは学歴から、流れが一目でわかる形にします。
三宅香帆さんは高知学芸高校を卒業後、京都大学文学部へ進学します。
大学では読書を土台に「言葉が千年越しで残る驚き」や、日本古典文学への関心を深めていったことが語られています。
その後、京都大学大学院(人間・環境学研究科)へ進学。
博士前期課程(修士)を修了し、さらに**博士後期課程へ進むものの中途退学(中退)**という進路を取っています。
そして2019年頃には、就職のため東京へ移り、会社員と書評家の“兼業”の時期に入っていきます。
ここまでが「学歴の骨格」です。
三宅香帆の学歴と経歴の中の研究テーマ「萬葉集」

学生時代の研究テーマとして大きいのが萬葉集です。
実際にインタビューでも、大学院で萬葉集を研究していた流れや、その経験が仕事につながっていく手触りが語られています。
ここで重要なのは、萬葉集研究が「古典の知識」だけで終わらず、“読む技術”そのものになった点です。
たとえば古典研究では、短い言葉の背後にある前提(時代・立場・語のニュアンス)を拾い、矛盾が出ないように解釈を組み立てます。
これはそのまま、現代の書評や批評で必要な「要約→論点整理→読者に届く言葉への変換」に直結します。
さらに面白いのが、三宅さん自身が「学問的な厳密さ」だけでなく、整合性を担保しながら“面白さ”を届ける方向へ舵を切ったことです。
研究で鍛えた基礎体力を土台にしつつ、伝え方を“仕事の言葉”へ変換していく。
ここが、研究テーマと現在の活動がつながる核心だと思います。
三宅香帆の学歴と経歴総整理(デビュー→会社員→独立→代表作へ)

経歴は「デビューが先、会社員が後」という順番がポイントです。
三宅さんは大学院在学中に、書店アルバイトの延長で書いた紹介文が反響を呼び、2017年に『人生を狂わす名著50』でデビューしたことが、京都大学のインタビューで語られています。
その後、2019年ごろに就職して上京し、文芸評論家×会社員の兼業期へ。
プロフィールでは就職先としてリクルートが明記されています。
一方で京都大学側のインタビューでは「人材サービスを提供するIT企業に就職し、約3年半で退職して執筆へ注力した」という流れが語られています。
そして2022年に独立。
この頃から、「読むこと/働くこと」を現実の問題として扱いながら、社会に届く形で本の魅力を語るスタイルが加速していきます。
その集大成の代表格が、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』です。
読書の悩みを“個人の意志の弱さ”にせず、労働や社会の構造からほどいていく視点が広く支持され、新書大賞2025の受賞などにつながっています。
つまり三宅香帆さんの「つながり」はこうです。
古典研究で鍛えた精読力(大学院) → 仕事の現場で感じた“疲れて読めない”実感(会社員) → 読書と労働の問題を言語化して社会へ届ける(文芸評論家)。この一直線が、現在の強さそのものだと思います。
まとめ
三宅香帆さんの学歴は「高知学芸高校→京都大学文学部→京大大学院(人間・環境学研究科)→博士後期課程中退」という流れです。
研究テーマの萬葉集で培った精読力と、会社員としての“働く実感”が合流した結果、「働いていると本が読めない」という悩みを社会の言葉に変えて届ける現在の仕事へつながっています。
それでは、ありがとうございました!

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