「賞レースとは無縁」「ようやく報われた」──そんな言葉がしっくりくるのに、本人たちは優勝直後でもまだ現実感が追いついていない。
2025年12月21日、「M-1グランプリ2025」でたくろうが優勝し、第21代王者に。しかも“初ファイナリストで戴冠”というインパクトまで乗せて、いきなり頂点をつかみました。
この記事では、赤木裕を軸に「無冠から頂点」までの道のりを、転機ごとにわかりやすくまとめます。
そこで今回は、
お笑いコンビ「たくろう」の赤木裕の大津からNSCへ
お笑いコンビ「たくろう」の赤木裕の2018の手応え
お笑いコンビ「たくろう」の赤木裕の「王者感がない」ほどリアルな優勝
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
お笑いコンビ「たくろう」の赤木裕の大津からNSCへ

まず押さえておきたいのは、赤木裕さんのベース。
赤木さんは滋賀県大津市出身で、NSC大阪37期。
趣味に「野球」「空手」などが並ぶのも特徴で、コツコツ型の空気がプロフィールからもにじみます。
そして、たくろうは“派手なブレイクで駆け上がる”というより、ネタと現場で信頼を積み増すタイプ。
この「積み上げが強さになる」構造が、後のM-1で効いてきます。
お笑いコンビ「たくろう」の赤木裕の2018の手応え

たくろうは結成3年目の2018年に準決勝進出、敗者復活でも健闘(5位)と手応えを得ます。
ところが、その後はすぐに“順風満帆”にはならず、記事では「空白の7年」と表現される時期が続いたことが語られています。
この期間のポイントは、「落ちた」こと自体よりも、落ちた時間をどう使ったか。
会見では、当時の感情がそのまま燃料になったニュアンスも伝わってきます(“凄い嫌で、それで頑張れた”という流れ)。
さらに相方・きむらバンドさんは、周囲が「応援モード」になってくれたことが励みになったと話しています。
ここ、地味に重要で──“勝てない期間”を、孤独にしない環境が整っていたのが強いんです。
お笑いコンビ「たくろう」の赤木裕の「王者感がない」ほどリアルな優勝

2025年12月21日放送の「M-1グランプリ2025」で、たくろうが優勝。
史上最多エントリー(11,521組)の頂点、賞金1000万円、第21代王者──数字だけでも出来事の大きさが分かります。
でも面白いのは、勝った直後の言葉が“キラキラした決め台詞”じゃないところ。
相方のきむらバンドさんは「王者と呼ばれることがしっくりきていない」「うれしさのキャパを超えていた」とコメント。
赤木さんも、直後に生出演した『有働Times』で「有働さんがホログラムに見えた」と笑わせています。
つまり、たくろうの優勝は“出来すぎの物語”というより、積み上げが限界点を超えた瞬間に起きた現象みたいな勝ち方。
だからこそ、優勝直後なのに本人が追いつけない──このズレがリアルで、胸に残ります。
まとめ
たくろう(赤木裕)のM-1優勝までの道を一言でまとめるなら、早咲きではなく“積み上げの開花”です。
- 2018で手応えを得た(準決勝進出など)
- そこから“空白の7年”を、ネタと現場で積み直した
- 2025、史上最多エントリーの頂点で一気に花開いた
- なのに本人たちの言葉は、実感が追いつかないほど等身大だった
ここから先は「王者としてどう振る舞うか」より、たくろうのまま、どこまで更新していくかが楽しみです。
それでは、ありがとうございました!

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