アニメ界の名バイプレーヤーとして長年愛され、
『SLAM DUNK』の安西先生役で多くの視聴者に“優しさと重みのある声”を届けてきた声優・西村知道さん(79) が、2025年11月29日に逝去されました。
その訃報が公表されたのは12月8日。
所属事務所「アーツビジョン」が公式サイトで発表し、ファンの間には驚きと深い悲しみが広がっています。
特に、作品の象徴ともいえる安西先生の名シーンがSNSで再び拡散され、「この声がもう聞けないなんて…」「優しい声が心に残る」と惜しむ声が相次ぎました。
そこで今回は、
西村知道さんの逝去の原因と公式発表の内容
西村知道さんの逝去で安西先生の名シーンが再注目
西村知道さんの逝去であらためて見直される出演作と功績
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
西村知道さんの逝去の原因と公式発表の内容

2025年9月、事務所より「体調不良のため一時休業」と発表され、回復し次第復帰予定とされていました。
しかし、公式サイトによれば、2025年11月29日、病気療養中のところで逝去されたとのこと。
葬儀・告別式はすでに家族葬として執り行われ、詳細な病名や具体的な死因については公表されていません。
そのため現時点では、**“長期の療養中に亡くなられた”**という事実だけが公式の情報です。
ファンからは、
- 「9月に休業したばかりだったのに…」
- 「もっとゆっくり休んで戻ってきてほしかった」
と、驚きと喪失感をにじませる声が多く寄せられました。
西村知道さんの逝去で安西先生の名シーンが再注目

今回の訃報で最も話題となっているのは、西村知道さんの代表作『SLAM DUNK』における安西先生の名演です。
特に有名なのは、読者・視聴者の心に深く刻まれたこの言葉:
「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」
このセリフを語る西村さんの柔らかさと重みのある声は、作品の枠を越えて“人生の名言”として世代を超えて語り継がれるものとなりました。
SNSでは訃報発表後、安西先生の名シーン動画や画像が大量に再投稿され、トレンド入りするほどの反響を呼びました。
さらに安西先生の他にも、
- 櫻木花道に寄り添う優しい声
- 時に厳しく、時に包み込む父性ある演技
などが改めて注目され、「SLAM DUNKという作品の奥行きは、西村さんの声によって完成していた」と称賛されました。
西村知道さんの逝去であらためて見直される出演作と功績

西村知道さんは、1974年のデビュー以来、50年以上第一線で活躍した超ベテラン声優 です。
その出演作は、アニメ好きなら誰もが知るものばかり。
主な代表作
- 『SLAM DUNK』安西先生
- 『うる星やつら』友引高校校長
- 『機動戦士Ζガンダム』ジャミトフ・ハイマン
- 『魔神英雄伝ワタル』剣部シバラク
- 『ゲゲゲの鬼太郎(第4作)』小豆とぎ/ぬらりひょん
- 『幽☆遊☆白書』ジョルジュ早乙女(+ナレーション)
その他、洋画吹き替え、ナレーションなど多数。
役柄はコミカルからシリアスまで幅広く、“この人が出ていると作品が締まる”と言われるほど 作品を支える存在感ある演技 が魅力でした。
声優界に残した功績
- 脇役に魂を吹き込み、作品を引き上げる演技力
- 長年にわたり 多ジャンルで安定感ある信頼された声
- 若手声優から“目標とする先輩”として尊敬され続けた存在
西村さんは“主役を支える名脇役の巨匠”として、アニメ史に確かな足跡を残しました。
まとめ
『SLAM DUNK』をはじめ、世代を超えて愛される名作に数多く出演してきた西村知道さん。
柔らかく、奥深く、慈愛を感じさせるその声は、作品とともにこれからも人々の心に残り続けるでしょう。
今回の訃報は悲しい出来事ですが、彼が残した名演技やキャラクターたちは、これからもファンに寄り添い続ける“かけがえのない遺産”です。
心よりご冥福をお祈りいたします。
それでは、ありがとうございました!

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