国内女子ゴルフツアーで通算23勝を誇り、2009年には賞金女王にも輝いた横峯さくらさん。
輝かしいキャリアの裏には、キャディとして彼女を支える夫・森川陽太郎さんの存在があります。
しかし、そんな二人の関係が常に順風満帆だったわけではありません。
さくらさんが「一緒にいない方がいいと思う」と夫に言われたという“衝撃の一言”を振り返り、夫婦としての転機を赤裸々に語りました。
そこには、強さの裏に隠された繊細な心と、真実のパートナーシップを築くまでの道のりがありました。
そこで今回は、
横峯さくらが見た“家庭の背中”
横峯さくらの旦那・森川陽太郎との出会いとヤバい態度
横峯さくらの旦那との突き放された愛が生んだ真のパートナーシップ
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
横峯さくらが見た“家庭の背中”

横峯さくらさんがゴルフを始めたのは、小学2年生の頃。
共働きだった両親のもと、姉たちはすでに練習に励み、幼いさくらさんも「1人で留守番は嫌だから」と一緒にクラブを握りました。
家庭では、父がゴルフ事業、母が弁当屋を切り盛りし、家族全員が働くのが当たり前という環境。
「お金のかかるスポーツだとわかっていたので、やめさせられないように必死で頑張っていました」と振り返る彼女の言葉には、幼いながらも自立心と覚悟が滲みます。
父がゴルフ、母が家事、そして店は二人で──そんな役割分担の中で、横峯家はいつも慌ただしくも温かい食卓を囲んでいました。
この経験が、のちにさくらさんの「努力を続ける強さ」や「家族を支える大切さ」へとつながっていったのです。
横峯さくらの旦那・森川陽太郎との出会いとヤバい態度

横峯さくらさんが森川陽太郎さんと出会ったのは25歳の頃。
友人の紹介で出会い、最初は5〜6人の飲み仲間の一人にすぎませんでした。
当時のさくらさんはゴルフ漬けの日々。
プロとして結果を残す一方で、周囲の人々からは常に“特別扱い”を受けていたといいます。
そんな中、森川陽太郎さんから「3日だけ付き合ってみて」と言われ、軽い気持ちでOK。
しかし、実際には3日どころか1か月近く連絡も取らず、ほとんど会わないという“奇妙な交際”が続きました。
「今思えば、本当にヤバい態度をとってたなって(笑)」と振り返る横峯さくらさん。
ところが、そんな彼女に森川陽太郎さんが放った言葉が、すべてを変えるきっかけとなりました。
「俺はさくらのことを大事に思ってるけど、さくらが俺を大事に思えないなら一緒にいない方がいいと思う。」
その一言は、賞金女王として多くの人に囲まれ、“イエスマン”に慣れていた横溝さくらさんにとって、心を突き刺す真実のメッセージでした。
横峯さくらの旦那との突き放された愛が生んだ真のパートナーシップ

「その言葉を聞いて、初めて自分を見つめ直した」と語る横峯さくらさん。
夫に真正面から気持ちをぶつけられたことで、彼女は“結果だけを追うゴルファー”から“共に生きる妻”へと意識を変えることができたのです。
その後、二人は結婚し、今では4歳になる息子とともに日本全国をツアーで回る生活を続けています。
森川陽太郎さんはキャディとしてだけでなく、心の支えとしても常にそばに立ち続けてきました。
横溝さくらさんはこう語ります。
「夫は私のキャリアを支えるためにすべてを捧げてくれている。本当の意味で“チーム”になれたと思う。」
あの時の“厳しい言葉”は、彼女にとって愛の終わりではなく、始まりだったのかもしれません。
お互いを尊重し合い、時にはぶつかりながらも歩む二人の姿は、まさに“強さと優しさの共存”を体現しています。
まとめ:真の愛は、甘やかしではなく「信頼」から生まれる
賞金女王として輝いた横峯さくらさんも、ひとりの女性として悩み、迷いながら夫婦の形を築いてきました。
森川陽太郎さんの「一緒にいない方がいい」という一言は、決して冷たさではなく、“本気で向き合いたい”という愛の裏返し。
その厳しさがあったからこそ、さくらさんは自分自身を見つめ直し、家族としての強い絆を育むことができたのです。
ゴルフのスイングのように、愛もまた軸がぶれれば崩れるもの。
互いを信じ、支え合いながら歩む横峯夫妻の姿は、現代に生きる多くの夫婦に勇気を与えてくれます。
それでは、ありがとうございました!

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