華やかな経歴と鋭い発言で知られる政治家・片山さつきさん。
その根底には、高い知性と教育を重んじる家庭環境がありました。
今回は、片山さんの「両親」そして「祖父母」までをたどり、その“知の血脈”を紐解いていきます。
そこで今回は、
片山さつきの数学者の父
片山さつきの母・規子さんと銀林家の教養
片山さつきの父方の「朝長家」とは大村藩の家老家系
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
片山さつきの父は数学者

片山さつきさんの父は、朝長康郎(ともなが・やすろう)氏。
東京大学理学部数学科を卒業し、理学博士号を持つ数学者です。
戦後の教育界で長く教鞭をとり、宇都宮大学名誉教授として幾何学やリーマン幾何学の研究で知られました。
著書『リーマン幾何学入門』は、数学を志す学生たちの“登竜門”とも呼ばれる名著。
知性と論理を重んじる父の影響が、片山さんの“鋭くも理路整然とした政治姿勢”を形づくったのかもしれません。
「理論と現実をどう結びつけるか」
── それは政治にも通じる父の教えでした。
片山さつきの母・規子さんと銀林家の教養

母の規子(のりこ)さんは、東京女子大学出身。
なんとあの世界的デザイナー森英恵さんと同期生という知性と美意識を兼ね備えた女性でした。
母方の家系は、新潟・糸魚川にルーツをもつ銀林家。
曾祖父の銀林綱男(ぎんばやし・つなお)氏は、明治期の第6代埼玉県知事を務め、のちに東京商品取引所理事長を歴任した人物です。
文化・行政・教育に深く関わる家系に育った片山さん。
そのバックボーンが、彼女の行政手腕と国政感覚を自然に育てていったのではないでしょうか。
片山さつきの父方の「朝長家」とは大村藩の家老家系

父方の朝長家は、古くは長崎県大村藩の家老家系。
幕末から明治にかけて、志士や学者を輩出した名門で、片山さつきさん自身も「大村三十七士の精神を受け継ぐ家」と語っています。
理数系の知性を重んじる父系と、行政と文化の系譜を持つ母系──。
両家の“知と教養の融合”が、片山さつきという一人の政治家を形成したと言っても過言ではありません。
「女性でも、知と行動で社会を変えられる」
── その信念の原点は、まさに家庭にありました。
まとめ
片山さつきさんの両親・祖父母をたどると、「教育」「行政」「知性」というキーワードが浮かび上がります。
数学者の父、東京女子大出身の母、そして埼玉県知事を務めた曾祖父。
政治の世界で論理と情熱をもって語る片山さんの姿は、まさにその家系に流れる“知のDNA”の証といえるでしょう。
それでは、ありがとうございました!

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