デビューから50年以上、日本の音楽シーンを牽引し続けてきた松任谷由実。
“ユーミン”の愛称で親しまれ、世代を超えて多くの人に愛されてきた彼女は、71歳となった今もなお、全国72公演という壮大なツアーに挑もうとしている。
そんなユーミンの創作の原動力は、意外にも**「ママチャリでの買い物」と「朝の体操」**だという。
一見、質素にも思えるその日常には、音楽家としての深い哲学が息づいている。
そこで今回は、
松任谷由実の「在家の尼」宣言――ユーミンの選んだ慎ましい暮らし
松任谷由実が71歳の今もママチャリで買い物
松任谷由実が71歳の今も朝の体操1時間――身体と心を整えるルーティン
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
松任谷由実の「在家の尼」宣言――ユーミンの選んだ慎ましい暮らし

ユーミンはテレビ番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)のインタビューで、「もうお坊さんのような暮らしをしています」と笑顔で語った。
かつて荒井由実の名で華やかな青春を送り、夜通し音楽を作り続けた日々――。
「若い頃は遊びながら曲を作って、人の曲も作って、平均睡眠3時間でフル回転してた」と語るその声には、充実と達成の余韻が感じられる。
そして今、彼女がたどり着いた境地は“静けさの中の豊かさ”。
「もう音楽しかやることないの」と言い切る姿は、名誉や富を超えた“創作への純粋な愛”そのものだ。
“在家の尼”と自らを称する彼女の慎ましい生き方は、まさに**「シンプルこそ最高の贅沢」**を体現している。
松任谷由実が71歳の今もママチャリで買い物

ユーミンの暮らしの中で欠かせないのが、「ママチャリ」。
前後にカゴをつけて、スーパーまで買い物へ。
「海鮮ものは保冷剤を入れて運ぶ」と語る姿は、日本中の主婦たちと何ら変わらない。
しかし、この“身の丈の生活”こそが、ユーミンの音楽を長く支え続けてきた秘密なのだ。
「そういうリアルな暮らしがあるからこそ、曲にもリアリティーが出てくる」
と彼女は語る。
テーブルセッティングや料理など、日常の小さな行為にも**「音楽の種」**が隠れている。
華やかな舞台の裏で、ママチャリを漕ぐユーミンの姿には、“生活を楽しむことこそ創作の原点”という真理が宿っている。
松任谷由実が71歳の今も朝の体操1時間――身体と心を整えるルーティン

ユーミンの1日は、朝の体操から始まる。
「必ず朝起きて、1時間近く体操をする」と語るその習慣は、心身を整え、音楽への集中力を高める大切な時間だ。
11月から始まる全国72公演ツアーを完走するには、確かな体力と精神力が必要。
だが、それ以上に、彼女にとって体操は“自分をゼロに戻す”儀式でもある。
「家でダラダラしているより、人前でエクササイズできてラッキー!」
と明るく語るその言葉には、71歳とは思えぬエネルギーと前向きな精神が溢れている。
音楽だけでなく、生活そのものを“鍛錬の場”と捉えるユーミン。
そのストイックさが、今なお彼女をステージの第一線へと導いている。
まとめ
松任谷由実が語る「慎ましい暮らし」は、決して質素さを誇示するものではない。
ママチャリで風を感じ、体操で体を動かし、家事のひとつひとつを丁寧にこなす――。
そのすべてが、彼女にとっては音楽を生み出すための呼吸なのだ。
「すべては音楽につながっている」
この言葉に、ユーミンの人生そのものが凝縮されている。
豪華でも派手でもなく、日常の中に“創造の光”を見いだす71歳のユーミン。
彼女の音楽が時を越えて愛され続ける理由は、まさにこの“生活から生まれるリアリティ”にあるのだ。
それでは、ありがとうございました!
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