「生きているうちに出せてよかった」――そう満面の笑みで語ったのは、「高須クリニック」で知られる高須克弥院長(80)。
2014年にがんを発症してから11年、全身がんと向き合いながらも、彼は変わらず前向きだ。
10月10日に行われた新刊『高須の遺言』(講談社)発売記念会見では、笑顔とユーモアに満ちた姿を見せた。
「死ぬ死ぬ詐欺」と冗談を飛ばす姿に、集まった記者やファンは思わず笑顔に。
今回は、そんな高須院長が“余命宣告を超えてなお生きる意味”をどう見つめているのか、その人生哲学とパートナーとの絆をたどる。
そこで今回は、
高須克弥院長が余命宣告から11年
高須克弥院長が余命宣告からの功徳を積む生き方
高須克弥院長が余命宣告後の西原理恵子との絆
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
高須克弥院長が余命宣告から11年

高須克弥院長ががんを宣告されたのは2014年。
「医者だからこそ、自分の病状が一番わかる」と冷静に語っていたが、そこからの道のりは決して平坦ではなかった。
がんは進行し、やがて“全身がん”と呼ばれる状態に。
しかし彼は治療を受けながらも、SNSで日常を発信し、講演や寄付活動を続けてきた。
「余命宣告なんて気にしていたら、楽しいことができない。だから、僕は生きてる限り楽しまなきゃ損だよ」
そんな前向きな言葉の裏には、痛みや不安と共存する日々がある。
それでも笑顔を絶やさないのが、高須院長らしさだ。
会見では「発売までに死んじゃったらどうしようと思ったけど、生きてるうちに出せてよかった」と笑顔で語り、場を和ませた。
高須克弥院長が余命宣告からの功徳を積む生き方

医師であり僧侶でもある高須院長は、老後の楽しみをこう語る。
「自分で稼いだお金を世の中にばらまくのが趣味なんです」
新刊の印税は、台湾地震の被災者に全額寄付するという。
「みんながこの本を買ってくれたら、その分功徳を積んだことになる。こんな良い方法はないでしょ?」
まるで布施のように、社会に還元する姿勢は一貫している。
政治的発言で注目されることも多いが、根底にあるのは「人のために生きる」精神。
「メッセージを伝えようなんて気はなかったけど、結果的に人が笑って、誰かの役に立てばそれでいい」と語るその表情には、悟りにも似た穏やかさがあった。
高須克弥院長が余命宣告後の西原理恵子との絆

会見の最後、記者の目に映ったのは、会場の後方から静かに見守る女性――漫画家・西原理恵子氏の姿だった。
高須院長が「挨拶しなさい」と促すと、西原理恵子氏は照れながらステージに上がり、高須院長をバックハグ。
二人の間に流れる温かい空気が、会場全体を包んだ。
「彼女のおかげで、毎日楽しい。病気なんて、笑ってるうちは怖くない」
西原理恵子氏もこれまで、闘病を支えながら愛情あふれるエピソードをたびたび公開してきた。
“死ぬ死ぬ詐欺”と笑って会場を後にする高須院長の姿に、「この人はきっと、まだまだ生きる」と多くの人が感じたという。
まとめ
高須克弥院長の「笑顔の遺言」は、決して悲壮な別れの言葉ではない。
それは、生きることをあきらめず、命ある限り“誰かのために笑う”という生き様そのものだ。
彼が遺したメッセージは、医学でも宗教でもなく、もっとシンプルな人生哲学。
「今日も生きてる。それだけでありがたい」
そう言って笑う80歳の医師は、今も人々に勇気と希望を与え続けている。
それでは、ありがとうございました!
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