女子プロゴルファー・永峰咲希(ながみね さき)選手が、2025年「資生堂レディスオープン」でおよそ5年ぶりとなる感動のツアー優勝を果たしました。
この勝利の裏には、ある“名コーチ”との信頼と挑戦の3年間がありました。
スランプに悩んでいた永峰選手がいかにして立ち直り、涙の復活を遂げたのか——その“再生ストーリー”を振り返ります。
そこで今回は、
永峰咲希に訪れた試練
永峰咲希と目澤秀憲コーチとの出会い
努力が実を結んだ感動の復活劇
3つの観点から迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう
永峰咲希に訪れた試練

2018年に初優勝を挙げ、2019年にも勝利を飾った永峰咲希選手。
しかしその後、成績が伸び悩む期間が続きました。
2020年春から永峰咲希をサポートしてきたツアープロコーチ・目澤秀憲氏が、5年ぶりにツアー優勝を果たした教え子の姿を見届け、思わず涙をこぼした。
出典:ALBA NET
要因の一つとして語られていたのが「ドローからフェードへの持ち球変更」。
飛距離を追求するあまり、本来の安定感を失い、スイングに迷いが生まれていたのです。
ツアーでは予選落ちが増え、優勝争いから遠ざかる日々。
メディアからも“低迷”と評され、本人も「何が正解か分からない」と語っていました。
永峰咲希と目澤秀憲コーチとの出会い

そんな中、2020年春、永峰選手はプロコーチ・目澤秀憲(めざわ ひでのり)氏とタッグを組み始めます。
目澤コーチは、有村智恵選手や河本結選手の指導経験を持ち、「選手の個性を尊重する」ことを重視する指導スタイル。
決戦の朝、当の本人をよそに周りが赤い目をしている。目澤秀憲コーチと、夫の田野聖和(せいわ)さん。緊張でよく寝られなかったらしい。
出典:ゴルフニュース
永峰選手に対しても“教えすぎず、気づきを与える”アプローチで伴走しました。
まず手をつけたのはフェードへの原点回帰。
ジュニア時代に慣れ親しんだスイングに戻し、安定性を取り戻していきます。
さらに、パターも「センターシャフト」へ変更し、距離感の改善に成功。長年の感覚を研ぎ澄ます日々が続きました。
努力が実を結んだ感動の復活劇

コーチとの二人三脚の中で少しずつ調子を上げていった永峰選手。
そして2025年7月、「資生堂・JALレディスオープン」で運命の瞬間が訪れます。
難コースのなか、最終日を首位タイで迎えると、冷静なショットと粘り強いパッティングでトップを死守。
通算3勝目となる劇的優勝を飾りました。
優勝インタビューでは涙を浮かべ、「コーチに出会って自分のゴルフを信じられるようになった」と語り、目澤コーチも思わず感極まって涙するシーンが話題となりました。
まとめ
永峰咲希選手の5年ぶりの優勝は、単なる結果以上に、信頼・努力・挑戦の物語そのものでした。
スランプの中で出会った名コーチとの出会いが、彼女のゴルフ人生を再び輝かせたのです。
今後もこの絆を武器に、さらなる飛躍が期待される永峰選手。涙の復活劇は、多くのゴルフファンにとって心を打つエピソードとなりました。
それでは、ありがとうございました!
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