女優・歌手として幅広く活躍する柴咲コウさん。
2016年に自身で立ち上げた会社「レトロワグラース」については、一部報道で過去に赤字決算が続いていたという話もあり一時は経営難がささやかれたこともありました。
一体、柴咲さんの会社はどのような事業を展開しているのでしょうか?
そこで今回は
柴咲コウのサステナブルな世界観を形にしたブランド
多角化する事業とエンターテインメントとの融合
柴咲コウが描く“美しさと持続可能性”の未来
3つの観点から彼女の会社について迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
柴咲コウのサステナブルな世界観を形にしたブランド

レトロワグラースが展開する代表的なブランドが「MES VACANCES(ミ ヴァコンス)」です。
柴咲コウ(43)が創業した会社「レトロワグラース」が復活を遂げているという。
出典:日刊ゲンダイ
フランス語で“私の休暇”を意味するこのブランド名には、「日常の中に心地よさと余白を取り戻す」という想いが込められています。
特徴は、素材選びから製造工程まで徹底的に環境に配慮している点。
・オーガニックコットン
・土に還る和紙素材
・リサイクル繊維
といった持続可能な素材を使用し、丁寧に作られた衣服や雑貨を展開しています。
柴咲さんがプロデュースするアパレルは、オーガニックや土に返るコットンや和紙など素材や環境にこだわり、サステナビリティーを追求している
出典:日刊ゲンダイ
一見すると高価格帯に見えますが、それは「大量消費を前提としない価値」を重視した姿勢の表れでもあります。
価格以上の体験や世界観を提供することで、“モノを大切にするライフスタイル”の提案へとつながっています。
多角化する事業とエンターテインメントとの融合

レトロワグラースはアパレルだけでなく、ファーム事業やプロデュース業などライフスタイル全体を包み込む多角的な事業展開を進めています。
特に注目すべきは、柴咲コウさん自身の芸能活動との連携です。
2024年以降は音楽活動を活発化させ、自らのライブイベントやアルバムリリースを通じてブランドのメッセージや製品をプロモーションに活用しています。
例えば、ライブ会場での物販やSNSでの製品紹介などを通じて、「自分のライフスタイルそのものがブランドの発信」となっている点が新しい試みです。
また、音楽プロデューサーの経営参画やエンタメ事業の強化により、**“表現と経営の融合”**がますます加速しています。
柴咲コウが描く“美しさと持続可能性”の未来

レトロワグラースが特異なのは、ただ物を売るだけでなく、「地球にやさしい選択肢を日常に取り入れることの大切さ」を伝えようとしている点です。
レトロワグラースは、環境への高い意識を持ちながら事業を展開しています。柴咲コウは環境省から環境特別広報大使に任命されており、自身の地球環境や健康への意識を事業に反映させています。
出典:ビジネス用語一覧
柴咲さんはインタビューなどで、「ファッションも表現の一部。だからこそ、未来に責任を持ちたい」と語っており、ブランディングの根底には強い信念と世界観があります。
ブランドを知ってもらうために重要なのは、単なる広告ではなく「共感のストーリー」。
SNSやYouTubeなどで、製品の裏側や開発背景、農場での取り組みなどを積極的に発信し、ファンとの関係性を築いています。
まとめ
柴咲コウさんが手がけるレトロワグラースは、表面的なビジネスの枠を超えて、「ライフスタイル提案型のサステナブル企業」へと成長を遂げつつあります。
かつては売上の苦戦や事業構造の難しさも報じられましたが、近年は黒字化にも成功し、新たな展開を見せ始めています。
今後も、“美しさ”と“環境への配慮”を両立させた次世代ブランドのロールモデルとして、レトロワグラースの挑戦から目が離せません。
それでは、ありがとうございました!
コメント