2025年6月17日、人気グループSUPER EIGHTの村上信五さんが、農業関連企業「ノウタス株式会社」の取締役に就任したというニュースが大きな話題を呼んでいます。
これまで芸能界で数々の舞台やテレビで活躍してきた村上さんが、農業ビジネスという異業種に本格的に参画するというのは、多くの人にとって意外であり、同時に大きな期待を集める出来事です。
今回のブログでは、村上信五さんがなぜ役員としてノウタスに参画したのか、その背景や狙い、そして彼の就任によってノウタスがどのように変わり、どんな新しい農業ビジネスの流れが生まれつつあるのかを詳しく解説します。
そこで今回は、
村上信五の役員就任の背景とノウタスとの出会い
村上信五の役員就任で進むノウタスの新戦略
農業ビジネスの新潮流と社会的インパクト
3つの視点で迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう。
村上信五の役員就任の背景とノウタスとの出会い

村上信五さんがノウタス株式会社の経営に関わるようになったきっかけは、2022年の知人の紹介によるものでした。
当初は農業とは無縁だった村上さんですが、ノウタスの事業理念「農業×エンタメ=アグリテインメント」に強く共感したといいます。
agritainment company
出典:ノウタス株式会社HP
村上さん自身、芸能界で培った発信力や企画力を社会に還元したいという思いを持っており、その思いがノウタスのビジョンと重なったのです。
2023年からは非常勤の事業開発担当として、ぶどうの新品種開発プロジェクトや農産物の加工品ブランド立ち上げなど、さまざまな事業に関与してきました。
村上は23年4月からノウタス株式会社に事業開発担当として参加。
出典:スポニチ
現場を知り、課題を肌で感じたことが、今回の取締役就任につながったのです。
話題作りのための役員就任ではなく、実務での実績や社の理念への共感が評価された結果だといえるでしょう。
村上信五の役員就任で進むノウタスの新戦略

村上信五さんがノウタスで担う役割は、単なる広報やイメージキャラクターではありません。
「プロジェクト統括」や「戦略アドバイザー」として、新規事業の企画や推進、経営戦略の立案まで幅広く携わっています。
特に注目されているのは、農業体験とエンタメを融合させた新サービスの開発です。
大阪・高槻市にあるノウタス農園では、観光農園の枠を超えた「農業テーマパーク化」構想が進んでおり、都市部の人々や農業初心者が楽しめる体験型イベント、オンライン果物狩り、農業ライブ配信などが企画されています。
ノウタス高槻農園
出典:高槻農園HP
さらに、村上さんの発信力を生かしたブランド構築も大きなテーマです。
流通に乗りにくい規格外農産物の加工品開発や、希少品種のぶどうブランド「パープルM」の再ブランディングなど、消費者目線を徹底した新しい価値づくりに挑んでいます。
これらの取り組みは、ノウタスの成長だけでなく、農業のイメージ刷新や新規参入者の増加にもつながると期待されています。
農業ビジネスの新潮流と社会的インパクト

村上信五さんの参画によって、ノウタスが生み出す農業ビジネスの新潮流は、農業×エンタメという新しい分野を切り拓いています。
これまで農業に関心が薄かった層にもリーチできる仕組みを作ることで、農業を「体験する」「楽しむ」ものへと進化させているのです。
また、村上さんが掲げる「農業をもっと身近に、もっとワクワクするものに」という想いは、地域創生や社会課題の解決とも深く関わっています。
若年層や都市住民が農業に関わる機会が増えれば、地域の活性化や新しい雇用の創出、さらには農業人口の裾野拡大にもつながります。
さらに、次世代型太陽電池の農園活用やテレワーク型農業など、最新テクノロジーとの融合も進んでおり、ノウタスは単なる農業会社ではなく、未来型農業のモデルケースへと変貌を遂げようとしています。
ノウタス株式会社は、2022年4月にQtas Japan合同会社が運営していた農業関連事業を引き継ぎ設立された農業サービス企業。家族農業のDX化を目標にデジタル技術を活用した農業関連事業を展開している。
出典;SMART AGURI
村上さんの役員就任は、その象徴的な第一歩といえるでしょう。
まとめ
村上信五さんのノウタス取締役就任は、農業ビジネスに新たな風を吹き込み、業界全体に変化の波をもたらしています。
エンタメ視点を持つ経営者が現場目線で事業をリードすることで、これまでにないサービスや価値が次々と生まれ、農業の可能性が広がっているのです。
今後、ノウタスがどんな新たな挑戦を仕掛け、どのように地域や社会を巻き込んでいくのか。
その成長と進化から目が離せません。
村上信五さんの「農業×エンタメ」挑戦は、日本の農業の未来を考える上で、非常に示唆に富んだ事例となるでしょう。
それでは、ありがとうございました!
コメント